WORK IN PROGRESS Vol.1 - Henry Thermal Pullover -
この記事の最後には商品をお得に購入できるクーポンコードを記載しています。
少しでも多くの人にこの記事を読んで頂き、実際に商品を体感して頂きたいです。
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ニュージーランドウールにこだわったブランドANNUAL(アニュアル)
そのANNUALの商品の裏側を描いたウェブコンテンツ「WORK IN PROGRESS」
作り手の想いや商品がどうやって作られたのかをご紹介します。
初回はHenry Thermal Pullover
ANNUALのECサイトが立ち上がった2020年から人気の商品をご紹介します。
ECサイトの立ち上がり。つまりブランドの顔となる商品
トレンドに左右されず誰もが着やすいシンプルなデザインであること。それでいて他にない商品を考える必要がありました。
(ANNUALでは毎シーズン、この相反するお題に頭を悩ませ企画を行っています。。)
ブランド立ち上げから今まで、実はANNUALのニットは自社で開発した2種類の糸しか使っていません。
この企画では、お客様がより長いシーズン着用できる商品にしたかったため、梳毛糸を使うことにしました。
ANNUALで開発している梳毛糸は2/48という代表的な糸番手ですが、とても特殊な作り方をしているんです。
▼ANNUALの梳毛糸について
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エアーで繊維束を収束し、毛羽を包み込むコンパクトスピニング工法、
糸をつくる過程において紡績と合糸を一つの工程で行う製法 サイロスパン。
これらを掛け合わせ、防縮加工を加えることで毛羽立ちがなくクリアで上質な光沢をもち、毛玉にもなりにくい高品質な糸を開発。
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実はこの特殊な糸づくりを行っている事で毛羽立ちは抑えられるのですが、通常の 2/48に比べ細めの糸に仕上がっているんです。(通常 2/48であれば、14GG1PLYが適番のところ、ANNUALの梳毛糸は16GG1PLYが適番)
編地が薄いと体のシルエットがわかったり、度目が詰まっていないと着用していくにつれ型崩れしてしまいます。
そこでシルエットがでない肉感となる12GG2PLYで、さらにふくらみ感がでるように編組織を片畦に設定しました。
ただこれで普通のクルーネックプルオーバーを作てしまっては面白くありません。
私自身、下半身にコンプレックスを持っているのですが、同様にお尻やもも回りをカバーしたい方も多くいらっしゃると思います。
そこで着丈を長めに設定し、前身に比べ後ろ身を8㎝長く 前後差をつけるデザインにしました。
さらに裾部分は直線的なデザインでなく美しい半円状に成形、
裾部分がほつれてこないように、14GG1PLYで総針テープを編みリンキングでダブル(挟み)付けをしています。
「隣の芝生は青く見える」
ニットを得意とするANNUALですが、ニットに時間を注いできたからこそ織物やカットソーがとても魅力的見え、そこがアイディアソースだったりもします。
通常ニットはリンキングで編んだ各パーツを縫い合わせていくため、ネーム付け以外ミシンを使う事は基本ないのですが
Henry Thermal Pulloverでは、襟やアームホールに3本針の振りミシンを入れています。
ちょっとした遊び心ですが、これによりカットソーにもニットにも見える、他のニットと差別化できる要素を盛り込むことが出来ました。
後ろ身には総針組織の前立スリットをいれ、11.5mmの貝釦を6個配置。ヘンリーネックに仕上げています。
釦を開け肌を少しみせたり、ワンピースのインナーとしてレイヤード したり、色々アレンジしながら長く着て頂けると嬉しいです。
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WORK IN PROGRESS Vol.1を最後まで読んで頂きありがとうございます。
お得なクーポンを利用してANNUALのニットを体感してみてください。
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HENRY2407
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Henry Thermal Pullover